tui 羽黒山


念願の[出羽三山参り]ですが、半ば諦めていましたが何とか行って参りました。ちびくろの単独行動は既に禁止されて
いますので、その代わり息子夫婦が私に同行してくれる事になりました。10月17日夜現地到着、翌日1日のみの観光
です。でも行かれた事に感謝して、見残した所は又次回へ希望を繋ぐ事といたします。鶴岡駅前よりタクシーで、


正善院黄金堂(国の重要文化財)

黄金堂の建立に就いては源頼朝が藤原氏との戦に向かう時戦勝祈願のため
と言われていますが 創建の記録はなく文禄5年(1596)に酒田城主
甘粕備後守が大修復した古建築物 境内には黄金埋蔵の伝説も





鳥居の奥に随神門がある これより参道 石段へ続く (2446段) ------------------ 一の坂へ           




明け方の雨も止んで煙るような姿が神秘的でした    







石段の両側には樹齢350〜500年の杉並木が続く 中でも注連縄のある(左中)『爺杉』は 樹齢1000年
周囲10mの巨杉国の天然記念物に指定されている 『婆杉』もあったが台風で倒れてしまった
との事  二の坂 三の坂へ




案内図




石段を見送って再び車で山頂です 山頂には三神合祭殿の他に沢山の神社がありました




石段の終点は突き当たり 東照宮でした       芭蕉翁の像



像の近くにあった芭蕉の句碑









出羽三山神社は崇峻天皇の皇子、蜂子皇子が三本足の烏に導かれて羽黒山を開山したと伝えられる
本殿は何度か火災にあうも 現在の社殿は文政元年(1818)に再建したもの(国の指定文化財)
三神合祭殿の社殿 茅葺の大屋根は見事なものでした 三神様に心を込めてお参りしました



左から (過去)(現在)(未来)の神様との事




当日は羽黒山石段マラソン全国大会が開催されていて 私達がお参りを済ませて下山の頃 ランナー達は 次々と山頂へゴールしていました
右(建角身神社 行者堂)道中安全守護の神として履物を供える習慣があるとされる 万物の生まれ出る力を表している神様だそうです








江戸時代庄内藩十四万石の城下町 鶴岡 中心部に鶴ヶ岡城址公園があり付近に歴史的建造物が多いです
下山して駅に向うのに先ず行った先はお風呂屋さん?でした

おくりびとの撮影現場  夏場は実際に入浴出来たそうです 今は見学のみ300円






こちらは土蔵ですが街なかのお住まいで軒にこの引綱を下げているのを時々見かけました 代替わりにさげる
習慣で魔よけだそうです この実物は致道博物館で展示されていました





致道博物館(国指定重要文化財)

明治以後も藩主酒井氏はとどまって 昭和25年郷土文化向上のため 旧藩校致道館と 土地建物を寄付
 致道博物館とした 明治14年には明治天皇 東北ご巡幸の際 行在所となった由緒ある建物



博物館の敷地内には民族文化財収蔵庫  民具の蔵  旧藩主ご隠殿  酒井氏庭園 とありましたが
この時大雨に降り込められて残念ながら庭園まで巡り歩けませんでした

北前船  




--------------------------------------大寶館
大寶館は大正天皇のご即位を記念して創建されて大正4年開館した  ルネッサンス風の赤い屋根の殿堂は
大正建築の原形を留めていることから鶴岡市の有形文化財に指定されている 明治から平成にかけての時代
に活躍した市の出身者 市に深いかかわりのあった故人の人物資料館として その業績を紹介している
藤沢周平  中田喜直  ゴジラの本多猪四郎さん他多数の関係資料の展示がありました     




鶴岡カトリック教会天主堂(国指定重要文化財)

明治36年献堂記念にフランスから贈られた 独特な窓絵  黒い聖母マリア像は世界的にも珍しい
国内ではこの教会にあるだけ  




山頂には宮内庁管轄の蜂子皇子の墓  駅前の中田喜直のモニュメント  武家門に掲げられた看板?

---------------------------------雪の 降る町を------------この中に教会 旧藩主の筆





◎今年は出羽三山の、十二年に一度の丑歳御縁年の年とのことでして、今年お参りすると十二年分お参りしたことになる
幸運な年だそうです。何だか得をした気分になりました。いわれの開山説では、丑歳丑月丑日で他の説もあるそうです。
午後、町の中では雨に降られてしまいましたが午前、羽黒山は幸い雨に逢わず山中の五重塔も山頂のお参りも
お天気で良かったです。
◎教会は何方も出入り自由、黒いマリア像や珍しい窓絵、そして素敵なパイプオルガンを演奏していました。 私達も静かに
聴き入りました。終了後私は、お二階に向って「素敵な演奏を有難うございました」と声を掛けました。 「有難うございます」
とお返事がありました。出るときは皆さん隅に備え付けの箱に何がしかお入れしました。爽やか。 

※ 忙しい合間をみて 息子夫婦が私の旅に付き合ってくれたので助かりました 私の体調を考えたスケジュールでした
ので今回は旅の疲れも全くなく快適でした 但し相変わらず野次馬のちびくろには今一度鶴岡に!の感です
藤沢周平関係コースや、お上人さんの即身仏安置のミイラのお寺、南岳寺などにも惹かれています。
●羽黒山についてはタクシードライバーさんのお話を参考にさせていただきました  他は一部パンフレットから

ありがとうございました





ラジオ語録から
今日の一言・・・  人との比較や競争でなく、自分らしく人生を築き上げて欲しい健康で明るく楽しく、品良くそして美しい人生を
--------------斉藤茂太先生もたもた人生より            -


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